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ラスト、コーション:映画レビュー
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【作品】
ラスト、コーション
【監督】
アン・リー
【出演】
トニー・レオン
タン・ウェイ
ワン・リーホン
【ストーリー】
1942年、日本占領下の上海。
抗日運動に身を投じる美しき女スパイ、ワン。
敵対する特務機関のリーダー、イーに近づき暗殺の
機会を伺っていた。しかし、危険な逢瀬を重ねるうち
いつしかワンは、イーに惹かれていく。
【レビュー】
158分、本日も長い映画でした。
期待して見て来ました「ラスト、コーション」
アン・リー監督の前の作品
「ブロークバック・マウンテン」は見ましたか?
あれは凄くいいです。
先日亡くなってしまったヒース・レジャーが出ていた作品です。
これは本当に、心にじわ〜と切なさが広がる作品でした。
こちらのレビューは今度また書きますね。
この作品があまりにも素晴らしかったので、今回は
ちょっと期待値が高すぎたかなというのが正直な
感想です。
でも、決して悪い作品ではないです。
「ブロークバック・マウンテン」に比べてしまうと、
私が期待していたような切なさに胸が苦しくなる
ような感情まではこみ上げて来なかったのですが。
しかし、女性としては、ある意味
「ブロークバック・マウンテン」よりも今回の
「ラスト、コーション」でタン・ウェイ演じるワンの
気持ちの方がよりすんなり理解できます。
「馬鹿な女ね」って思うのですが、その馬鹿さ
加減が理解できちゃうんだな。
クァンに心惹かれてスパイ活動を始めてしまい、
抜き差しならないところまでいってしまうところ。
せっかく抜け出したのに、また同じことをして
しまうこと。そして、敵であるはずのイーに惹かれ
てしまうこと。
感情を表現するセリフ等はほとんどないのですが、
丁寧な描写と、演出と演技で彼女の気持ちが
伝わってきます。
彼女が唯一、感情を口に出す場面。
イーとの体の関係がどんなものであるかを激しく語ります。
結局彼女は、クァンとは得ることのできなかった、
心をまる裸にしたぶつかり合いを敵であるイー
との間で初めて経験するのです。
話題の大胆なベッドシーンは、本当に大胆でした。
でも卑猥な感じはありませんでしたね。
お互いをさらけ出し、ぶつかり合う。
求めて、すべてを受け入れる。
なぜワン・チアチーが彼に惹かれていったのか。
そして慎重なイーが彼女を信頼していったのはなぜなのか?
そこら辺をあのベッドシーンが語っている気がします。
トニー・レオンはさすがの演技でしたが、
タン・ウェイが良かった。
初めてみたワン・リーホンも役にぴったりでした。
「女心がわからない馬鹿男」が見ていて
イライラするほど合っていました。
(これは褒め言葉です!!)
長い映画ですが、丁寧に描いているからこそ、
ワンの気持ちが理解できるので、必要な長さだった
と思います。
最初辛口だったわりには、褒めて終わっちゃいました。
観て損はしないと思います。
でもね「ブロークバック・マウンテン」が良すぎるんですよ〜。

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ラヴソング:映画レビュー
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ラヴソング
【監督】
ピーター・チャン
【出演】
マギー・チャン
レオン・ライ
【ストーリー】
夢を抱いて中国大陸から香港に渡って来たばかりの
青年シウクワン(レオン・ライ)は、同じ大陸出身者の
レイキウ(マギー・チャン)と、返還直前の活気あふれ
る香港の街角で出会う。大陸出身ということを隠し、
器用にたくましく社会にとけ込んで働くレイキウと
純朴で優しいシウクワン。
一見対照的な二人の出会い、別れ、そして再会する
までを、激動の香港を舞台にテレサ・テンの名曲に
乗せて贈る、切なくも温かい10年
に及ぶ恋物語。
【レビュー】
今回は褒めまくります。
なので、少し差し引いて読んでくださいね。
香港映画好きですか?
「アジア映画はちょっと・・・」という方も
ラブストーリー好きなら、この映画は是非見て
いただきたいです。
脚本、演技、音楽。すべてが絶妙なバランスで
はっきり言って非の打ちどころがないです。
舞台は1986年。
香港で成功を目指して大陸から出てきた二人。
シウクワンは大陸の田舎の純朴な青年。
レイキウは独立心旺盛のたくましい女性。
一見正反対な2人が出会って、友情が芽生えます。
レイキウはシウクワンの純真さと優しさに惹かれ、
シウクワンはレイキウのたくましさと向上心に
惹かれていきます。
2人の友情はいつしか男女の愛情へと変わっていくの
ですが、シウクワンには田舎に残した婚約者がいる
ため、<2人は恋愛に友情という呼び名をつけて、
心に嘘をついていきます。
香港の返還が近づくにつれ、周りの環境も少しずつ
変化していき、二人の状態も変わっていきます。
心の嘘に気付いているレイキウ。
気付かないシウクワン。
鈍感って残酷です。
映画は2人の出会いから10年を描いていきます。
とてもロマンチックなお話ですが、ただのお伽話では
終わらない人間がきちんと描かれています。
素晴らしいのは2人の演技です。
マギー・チャンの表情。なんともいえない気持ちが
表情ひとつで表現されています。
レオン・ライのシウクワンは最初と最後では別人のようです。
偶然やすれ違いの演出もいいです。
あー、思いだしたらまた見たくなってきました。
まだ見てない方は是非!
見た方ももう一度いかかですか?
私はこれからまた見ます。
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