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マイ・ブルーベリー・ナイツ:映画レビュー
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【作品】
マイ・ブルーベリー・ナイツ
【監督・製作・原案・脚本】
ウォン・カーウァイ
【出演】
ノラ・ジョーンズ
ジュード・ロウ
デイヴィッド・ストラザーン
レイチェル・ワイズ
ナタリー・ポートマン
【ストーリー】
恋人に捨てられたエリザベス。彼のことが忘れられずに、彼の行きつけのカフェに乗り込む。そんな彼女を慰めてくれたのが、そのカフェのオーナー。
閉店間際にカフェに通う日々が続くが、恋人への想いを断ち切るため、ある日エリザベスは旅に出ることを決める。
【レビュー】
久しぶりに雰囲気にどっぷりと浸れる映画でした。
公開から日数が経っての鑑賞、日曜のレイトショーという事もあって、館内の人はかなりまばら。
しかし終了後、エンドロールが終わるまで席を立つひとがほとんどいなかったのでみんな余韻と音楽を楽しんでいたのかな〜。
エンドロール自体も短いです。曲にして2、3曲だったような。
物語はNYから始まります。
恋人の心変わりを知って失恋するエリザベス。(ノラ・ジョーンズ)
その彼女を慰めるカフェのオーナー、ジェレミー。(ジュード・ロウ)
彼女がつぶやきます。
「ダメになった理由を知りたい。」
「理由なんて、知らない方がいいときもある。・・・・・理由なんて、ないこともあるんだ。」
くぅ〜。
まさにそう。
恋愛の終わる時の理由なんて、ないんです。
心が離れてしまう理由なんて、1つの明確なことじゃない。
だから裏切ったとか、裏切られたとかって言葉、私はあんまり好きじゃない。
人が生活していって、日々の仕事や出会いの中で成長していく。
その成長度合いは人によって違っていて、その時の自分に輝いて見える人が違ってくる。
それって、仕方ないことだと思うんです。
離れてしまう心は、自分かもしれないし、相手かもしれない。
相手が先に離れてしまったら、それは凄く辛いことだけど、その時は「楽しい時間をありがとう」って離してあげたいし、逆の立場だったら離して欲しい。
そんな別れ方が私の理想。
もちろん、好きな人とはずーーーっと一緒にいたいのが一番の希望です!
そのためにはちゃんと努力する。愛し愛される努力。
自分を抑えて相手にあわすということではなくて、相手にたくさん楽しい時間をあげられる努力。それをずっと続けていけたら素敵ですよね。
と、ちょっと映画の内容とは逸れてしまいました。
失恋の痛手から回復できないエリザベスは、旅に出ることにします。
NYを離れて、メンフィスへ。
2ヶ月後の日々。
眠れない夜をやり過ごすために、昼はカフェで、夜はバーで働く。
そこで出会う人々の人生に触れることになり、彼女は少しずつ失恋の痛手から回復していきます。
旅の途中、エリザベスは日々の想いを手紙にして、ジェレミーへ届けます。
そして8ヵ月後、ラスベガスへ。
カジノのウエイトレスをしているときに出会う、若く美しいギャンブラー。
ナタリー・ポートマン演じるレスリー。
このナタリー・ポートマンがカッコいい。
今までと雰囲気違うんじゃない?!
ちょっと気になる女優さんになっちゃったよ〜。
まあ、そんなこんなで、1年近い旅を終えてNYに戻ってきます。
そしてラストへ。
雰囲気、映像、音楽、ともに堪能しました。
ウォン・カーワァイ監督作品が好きな人には、かなりオススメ。
冒頭の電車のシーンとか、スローになったりする映像が「恋する惑星」「ブエノスアイレス」など思い出させます。
今回はストーリーの流れなど、もっとわかりやすいのでウォン・カーワァイ好き以外の方も楽しめるのでは?
男性はどう見るかわかりませんが、女性好みの仕上がりだと思います。
ストーリーとか、人物像がちょっと作りすぎちゃって、キレイすぎると感じてしまったのが、私的にはマイナス要素ですが、それを差し引いても充分楽しめました。
余韻を楽しむために、30分の道のりを歩いて帰ったくらいですから。
家について、ソッコー、サントラCDを注文しました。
私はDVDも購入決定!です。

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ノーカントリー:映画レビュー
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【作品】
ノーカントリー
【監督・脚本】
ジョエル・コーエン
イーサン・コーエン
【原作】
コーマック・マッカーシー
【出演】
トミー・リー・ジョーンズ
ハビエル・バルデム
ジョシュ・ブローリン
ケリー・マクドナルド
ウッディ・ハレルソン
【ストーリー】
メキシコ国境に近い砂漠で狩りをしている男、ルウェリン・モス。
偶然に死体の山と、大量のヘロインと現金200万ドルが残されているのを見つける。
危険を承知で大金を奪ったモスに、すぐさま追っ手がかかる。
必死の逃亡を図るモスを確実に追い詰めて行くのは非情の殺し屋アントン・シガー。
そしてもう一人、厄介な事件に巻き込まれたモスを救うべく老保安官エド・トム・ベルが追跡を始めるのだった。
【レビュー】
えっと、アカデミー作品賞受賞作です。
監督賞も助演男優賞も獲ってます。
で、でも一般受けするとは限りません。ね。
そんな映画でした。
雰囲気は出ているんです。
ベトナム戦争直後のアメリカ、テキサス州。
都会ではないアメリカ。
一般のアメリカ人の多くはこういう郊外で一生を過ごすのだろうなーと想像できます。
途中出てくる脇役の名もないおじさん。
その土地で生まれて、その土地で生涯を終えるんだろうなと思わせる役。
重要な役ではないのに印象に残ります。
そんな町の老保安官エド・トム・ベル(トミー・リー・ジョーンズ)のナレーションが冒頭に入ります。
「昔の犯罪は単純だった。今の犯罪は理解できない」と。
その古い時代を象徴するものがその老保安官エド。
そして理解できない現代の犯罪を象徴するものが殺し屋シガーなんでしょう。
この殺し屋のキャラは新鮮でした。
不気味なんです。
だって殺しの武器が空気ボンベ?そのボンベを持って伸びてるチューブから凄い圧の空気をブシュッ!
「か、カッコ良くない殺し方なのね・・・」
好きとかきらいとかカッコいいとかカッコわるいとかじゃない。彼オンリーのルールに則って生きている。
すっごい強くて、不気味で怖いけど、ちょっと笑っちゃいます。
途中まではストーリーがあったんですけど、後半一気にわからなくなりました。
どのシーンからわからなくなったかもわかります。
見終わった後は「???」
いやー、こういう映画を語れるヒトが本当の映画通なのかなー?
実は私の弟は映像関係の仕事しています。
後日、彼に「コーエン兄弟の映画って好き?」と聞いてみたところ「好き!」との答えが。
彼いわく、「映像でものを表現するものにとって、彼らの表現力はすごい!」と。圧倒させられると言っていました。「このシーン、この舞台設定で、なぜこの役者なのか」そこまで考えられるんだと。
なので、そういう視点で見るとまた違うのかもしれません。
映画通にはぜひ!かな?

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